思うこと

金融マーケットへの本質的な問い

 

富豪ファミリーの特別精鋭チーム内にて、私宛にこのような質問が飛んできました。
株は、誰かが負けて誰かが勝つ。

勝った人は負けた人のお金で勝つんですね。

それで、お金を儲けても、良いんですよね?

勝って、お金を儲けても悪くないんですよね?
この質問は、金融マーケットへの本質的な問いの一つです。

私は、長文でご回答しました。

これは皆様にも知っておいていただきたい知識なので、共有させていただきます。

この話は株式市場の超本質をついていて、皆さん知っておいて損はないです。ちなみにこれを理解するためには、二つの要因を知る必要があります。

まず、一つ目の因子として、ゼロサムゲーム、プラスサムゲーム、マイナスサムゲームという概念

経済学における「ゲーム理論」と呼ばれる経済理論の用語です。参加者の得点と失点の合計(サム)が0(ゼロ)になるゲームのことをさします。

それがゼロサムゲームです。

対して、総和がプラスとなるゲームを「プラスサムゲーム」、マイナスとなるゲームを「マイナスサムゲーム」と呼びます。

ゼロサムゲームの例ですが、例えば、2人のプレイヤーが参加するトランプゲームで、それぞれが1,000円ずつを出し合います。そのゲームの勝者の方が、出し合った資金を全部総取りするようなものを考えて下さい。(この場合は勝者2,000円、敗者は0円となりますが、当初の資金の合計額である2,000円に変化はないのです)これがゼロサムゲーム。

誰かが負けて、誰かが勝つ。そして勝った人は、負けた人のお金を奪い、負けた人はお金を失うわけです。○○さんがさした言葉は、まさにゼロサムゲームを指しています。

例えば、FXありますね?Foreign exchangeの略です。通貨を売買する取引です。日本語では、外国為替証拠金取引と言います。このFXは代表的なゼロサムゲームと言われています。

その理由ですが、一方が上がると、一方が必ず下がるからです。たとえば、ドルが高くなったら、円は安くなりますね。たとえば、今一ドル約120円ですが、一ドル150円と円が安くなれば、その分$は価値が高くなっているのです。ドル高は、=円安を意味し、円高は=ドル安を意味します。2000円もらう人がいたらもう一方は0になるのと同じです。合計は動きません。

一方で、不思議なことに、チャートなどはFXとほとんど同じの株式市場ですが、こちらはプラスサムゲームなのです。

その理由ですが、株価が上昇することによって、マーケット(例えば東証)の時価総額総計が、確実に増えているからです。その証拠がTOPIXです。

TOPIXとは、Tokyo Stock Price Indexの略です。日本語では、東証株価指数と言います。

日経平均株価とは意味も次元も内容もまったく異なります。なぜなら、TOPIXは、東証第一部上場株の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日である1968年1月4日の時価総額(当初数値は8兆6020億5695万1154円)を100として、今いくらなのかを数字にしたものだからです。

ちなみに、本日のTOPIXは、1,598.33です。

つまり、1968年から47年の歳月をへて、今東証に流れるお金の総額は、約16倍になっているということです。

プラスサムゲームと言いうる証拠です。

もしもゼロサムゲームであれば、今もTOPIXは100でなければならないし、時価総額合計は8兆6千億円のはずですが、今はその16倍になっています。富は増幅していますね。

ですから、○○さんの指摘はFXには当てはまれど、株には当てはまらないのです。本来的に言えば、株式投資は、全員がお金もちになってもおかしくはないのです。

しかし、そうはなりません。

それが次にお話する2つ目の要因があるためです。
二つ目の要因とは、買った株を安く売り払う人がいるため、そして、売った株を高く買い戻す人がいるためです。簡単に言えば、商売の下手な人が存在しているだけなのです。

本来、富の奪い合いをしなくても富全体を上げていくこともできるはずなので、下手くそな人がいるおかげで、富の増幅速度よりも早く富の移動が起こってしまうのです。ですから、1968年から株式投資を始めた人の中ではゼロになって撤退した人もいるでしょうし、一方TOPIXの16倍をこえてウォーレンバフェットのように1000万を5兆円にするなど、50万倍にする人も出てきます。

結論を言います。株式市場は、プラスサムゲームなので、本来全員が幸せになれるものであるということ。しかし、アホな商売人が1000円で仕入れたものを800円でうったり、1000円売ったものを1200円で買い戻すという挙動を起こすため、商売が上手な人に結果的に富が移動してしまっているのです。

そして、その移動速度は、TOPIXの成長速度よりもはるかに速いわけです。その結果、誰かの損失の上に誰かの勝利がある形となってしまいます。でも、それは、けっして富を奪っているものではありませんから、誰かのお金をうばっているとは思う必要はないです。勝てる人は上手に商売をしようとし、それを実行しただけ。京セラの稲森会長がいう、商売の原理原則とは、安く買って高く売ること、これに尽きるわけです。それができないと富の移動が起きる。たったそれだけです。本来株式市場はみんなの富を増やすためにある仕組みです。

だから技術力がない人は、株をやってはならないし、やるべきではない。そのために技術を習得する。たったそれだけで富は普通に増える。奪うなら難しいことをしないといけない。でもみんなで上げるなら、当たり前のことをしっかりやればいいだけなんですよね。

そしたらみんなお金持ちになります。難しいとは思うのですが、なにやっても合計が変わらない世界をゼロサムといい、株式市場みたいに合計が増幅する世界をプラスサムというと覚えておいて下さい。では、最後にマイナスサムを説明して終わります。

例えば、FX。1$100円で外国人から10$分買った日本人は、自分の1000円と外国人の10$を交換しました。次に、1$90円になったときに、円が必要となりその日本人は、10$を売りました。

すると、日本人の手元に戻るのは、900円です。その外国人は、1000円を最初は受け取ったのに、900円しか返さなくてよいことになる。つまり、外人のところには、10$が戻り、さらに日本の100円が残ります。最初に10$と1000円がありました。外人は10$+100円、日本人は900円ですから、富の総和は変化せず、富の移動だけが起こっている。それがFXです。つまりゼロサムゲーム。だから、本来的にはFXの方が株よりも全然おそろしいものなんです。富は増幅せず奪いあうだけです。

さて、ここまで話を単純にするためにFXはゼロサムだといいましたが、実は、FXはゼロサムですらないのです。マイナスサムです。なぜか?

それは証券会社の手数料があるからです。通貨の売買が行われる度、手数料が引かれ、富は手数料分だけ減っていきます。繰り返せば繰り返すほど最初にFXマーケットに投入されたお金は縮小していくのです。なので、FXの実態は、マイナスサムだというわけです。

ふー、長い。これで説明は、終わりです。

与沢さん説明ありがとうございます!

もしかしてマイナスサムは公営ギャンブルやカジノ、宝くじかと思ったのですが。外れました。

いえいえ、どういたしまして。

ちなみにですが、もちろん、ギャンブル、カジノ、宝くじもマイナスサムですよ。これらはいずれも期待値が100を切っていますからね。それぞれおよそギャンブルが70から93%、バカラが97%、宝くじが50%です。つまり投入された富の還元は上記%でしか行われません。その他が胴元に入れば、投入された富は減って還元されるということです。

もちろんこれらは還元の平均値です。2つ目の要因でもあった富の移動が起こることで、ゼロになる人と逆に期待値が100をきっているのに勝ち金が100を超える人が出るわけです。宝くじで5億円あてた人や毎月1000万カジノで稼ぐ私など 笑 競馬で勝って以前ニュースになったサイバーの藤田社長とかも還元率100を超える人でしょうね。

ですが、全体の富は胴元の存在によって減っています。あとは富の移動で説明できるだけです。

 

与沢 翼

 

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