【2種類の生き方】
未来を生きるか、今を生きるか
基本的にどちらかなんだ、と痛感しています。
この数年の私の生き方は、
今を生きる生き方 でした。
今日という日を最大限楽しむ
その時できることを最大限頑張る
決して間違っているとまでは言えない生き方なのですが、
ここ数年をよく分析しますと、ちょっと違うのかなと思っています。
今を生きるという風に考えると後先をあまり考えずに、すごく短い期間、例えば、今日、明日、今週、来週とかに重きを置くことになります。
来年の収穫のことや、再来年の生活とか、5年後、10年後の理想とかをあまり考えなくなります。
そして、今日やらなきゃいけないこと=義務感のある仕事をなんとかこなしてそのあとは、ストレスから解放されたいがために楽しい遊びを探したりします。
毎日が義務、そして、このあとすぐ楽しめることを探します。
私の場合はまさにこの状態だったのですが、この台本全部読んで、あと3本アポイントこなせば、夜は楽しい楽しい西麻布ツアーだ!とか考えていました。
でも、これを毎日繰り返しても、何か生み出されることはほとんどありません。
毎日一貫したことをやっているのであれば、別ですが、毎日違うことをやる私に未来は明るいものではありませんでした。
逆に、未来を生きていれば、もっと大きく、そして持続的な成功をすることも可能だったと思うわけです。
未来を生きる人は、来年、再来年、5年後、10年後のことに重きを置いています。
3メートル先を見ていると船酔いする。100キロ先を見ていれば船酔いもしない。
これは、大実業家の名言なのですが、航海と人生を重ねた名言だと思います。
確かに近くを見ていると人間は乗り物酔いすると言われます。
遠くを見ていれば乗り物酔いしないといいます。
確かに、人生、今日とか明日とかのことばかり考えて動いていては、まともな終着点につくとは思えません。
私が身を以て体感したことでもあります。
やはり大きな何かを成し遂げる人というのは、先を見ています。
未来を生きています。
未来のための今日であって、未来のために今日があって、だからこそ仕事をしてる。
常に見ているのは未来なので、今日、多少の問題とかが起こったり、今日があまりうまくいかなかったとしても、大事なのは未来だとわかっているので、ストレスを抱えたり、落ち込んだりしないのだと思います。
語弊があるかもしれませんが、きっとそういう人は、近い距離にあるものに重きを置いていないと思えるんです。
私も1年後大学行くぞ~って決めたときや、3年後には会社伸ばすぞ~って決めた1社目の起業時だったり、2年で700万貯金するぞ~って決意した10代のときなどは、確実にそのあとの数年で成長できた実感があります。
ここ2~3年、成長が止まっていたような気がします。
増えたのは経験だけです。
経験は大事かもしれません。
だけどもっと大事なのは、やっぱり輝かしい未来だと思うんです。
経験は記憶となって過去のものになってしまうからです。
だから、今日とか近距離とかを、あまり本気で生きすぎてはならない。
未来が一番大切ってわかると、無茶な遊び方や刹那的なお金の使い方はできないものだと思います。
嘘みたいな話ですが、私は、今後、無駄遣いとかおそらく一生無理です。できないと思います。
考え方が変わってしまったからです。
今を生きるというのは、後年が悪くなる生き方。
未来を生きるというのは、後年が良くなる生き方。
どちらが大切かを選ぶのは、それぞれの個人に任されています。
イソップ童話のアリとキリギリスでも言われています。
1. キリギリスは夏の間、遊んでいる。
2. アリはせっせと働いている。
3. 冬になり、キリギリスは食料がなくなる。
4. キリギリスはアリに「食べるものをください」と言いに行く……
結局、今あるもので遊びつくしてしまうのか・・・
未来を勝ち取るために今日という1日を頑張るのか・・・
きっと後者が大切なんだ、ということをよく理解することができました。
私は今31歳ですが、36歳、41歳のために今日を生きていこうと決めたのです。
やはり人間我慢と忍耐が必要です。
私は、31歳は、もうほとんど捨ててしまってもいいと思っています。
それぐらい未来を幸せに生きたいと思っています。
与沢 翼