思うこと

感覚で成功はできない

感覚で成功はできない
 
投資の世界に身を置いてから思ったことです。
 
私自身20代の頃は、ずいぶんと感覚でやってきたんだなということです。
 
どんぶり勘定で、感性で稼いできました。
 
しかし、感性で稼げたとしても、残すことはできませんし、
 
そこから上のフェーズへは行けないです。
 
わかりやすい例が販売力がある、営業力がある会社というのは多々ありますが、
 
それを勢いとか感性とかでやっている場合、お金を残すことや、それ以上増やすことはできないわけです。
 
なんとなく成功することもありえないし、なんとなくお金が増えることもまたありえないです。
 
だからなんとなく稼げたお金はきちんとなくなるようになっています。
 
 
意図的に、意識的に、増やしていく、守っていくということが不可欠です。
 
そして、経済合理的に動くことを一番にする必要があります。
 
どんぶりではなく、ドンピシャ勘定でやっていかなければお金は決して増えません。
 
ところで、話は変わりますが、
 
今日たまたまFACEBOOKでつながたっていた方のシェアした記事を通じて
 
ITベンチャーの社長さんが会社を閉じて某IT企業に就職した
 
という記事を読みました。
 
なんでも5年ほど営業してきた自身の創業会社では、今後大きな成功ができないと判断したとのことです。
 
これ自体は悪いことではありません。
 
私もかつて自分がこれ以上やってもダメだと思った時は撤退し、アパレルを辞め、情報企業を辞めて海外に来ました。
 
投資に舵を切ったところ、これまでの経験を生かしてこれまでよりも成功したというわけです。
 
人間常に勝つわけではないから、起業家が就職しても全然良いと思いますし、またチャンスが来ればこういう方は挑戦するのでしょう。
 
ただ、思ったことは、このようなIT企業が今日本には五万とあり、かつその多くが今後消えざるを得ないという事実です。
 
日本の経済は横ばいの状態であり、一方でIT企業が取れるネット人口のほとんどにかなり充実したサービスが既に行き届いているからです。
 
ネットで想像できるほとんどのことはもうサービス化されているので、後は旧勢力図を塗り替えられるイノベーションだけが鍵となりますが、
 
このイノベーションというのがまた難しい。
 
これまでのサービスを駆逐できるサービスとは実にその数が限られます。
 
ですから、これまでは夢のあった、ITベンチャー創業というテーマも日本では今後かなりしぼんでしまう気がしています。なぜなら、小さな資本と夢だけでは、なかなか通用しなくなっていくからです。
 
それぐらい難しいということです。
 
既に資金力のあるところ、ユーザーを抱えているところに対して、IT成熟時代にあって、そんじょそこらのことをやっても
 
全く通用しないでしょう。
 
また、ネットユーザーの移ろい方は異様な速さなので、一度勝ってもすぐ落ちぶれる危険性も高いです。
 
最も初期参入障壁が低く、可能性のあったITという分野も旧産業と同じく、既得権益化しつつあるのが事実だと思います。
 
なぜなら私たちが知らないアプリやゲーム、サイトというのは無数にあって、消えていくのもまた知らないわけです。
 
そう思うと、社長自体に相当な個性や強みのない会社は、これから全て消えるかリビングデッドの状態になると思います。
 
なぜなら、社長の個性や思いそのものを反映させられるほど強烈なサービスでないと旧勢力に割って入れないと思うからです。
 
儲かりそうなことや流行っていることをやっても、借金まみれになるだけです。
 
成熟社会においては、強烈な思い入れ、こだわり、個性を発揮する人でないと社長が務まらないです。
 
ひるがえって日本の今を見ると、中立的で思いもなく、個性も薄い人ばかりです。
 
日本の豊かさや教育がそうしてしまったのかもしれません。
 
しかしそうなってくると、イノベーションなんて起きるわけがないのです。
 
バランスがとれていて、中立的な考え方のお利口さんに破壊的なことができるわけないですよね。
 
情報起業の分野も淘汰されていきますよ。
 
そもそも本物のノウハウを持っていない人や情報発信価値のない人は存在する必要性がないからです。
 
コピーライティングとかマーケティングとか、要らないと思うんですよね。
 
コピーを学んだ人のコピーって全部同じに見えるし、言葉だけ浮いていて全然中身が伴っていないわけです。
 
コピーを勉強するとうすっぺらくなる気がします。
 
さらにマーケティングってのをしなくても、発信価値のあるものならなくならないし、シェアされて広がっていく。
 
維持されて拡大していくわけです。
 
マーケティングって広告とイコールでイメージしている人がいますが、
 
私のマーケティングの定義は、どういうメッセージを伝えるのか、これを整理することだけです。
 
つまり中身を整理整頓し、洗練させるのがマーケティング。
 
情報起業なら情報の価値が全てなのであって、それ以外は全部飾りですよね。
 
情報の価値を洗練させて、フェラーリみたいになれるのか、
 
憧れの対象として、畏敬の対象となれるのか、それを考えるのがマーケティングの本質だと思います。
 
だから、本質的に広告なんて要らないと思うんです。口コミだけが広告です。
 
成熟社会だからこそ、中身が濃いもの以外消えていく、
 
この流れは止まらないと思います。
 
与沢 翼
 
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