今日の話は環境についてです。
人が成長する上で何よりも大切なものが環境です。
例えば、私は、今のある程度の成功を納める手前に
シンガポールへ移住してきました。成功する前に環境を変えてから行動を開始しました。
シンガポールに来てからのことは不動産投資をする、金融投資を行う
ということ以外は特に考えていませんでした。
つまり、成功したから環境を変えるではなく、成功する前に環境を変える、が正しいのです。
お金を稼ぐ以前の問題で、どの環境で行うのか、ということについて
最初に準備したわけですね。
どんな人と行動をともにするのか、誰と組むのか、どこでやるのか、どんな情報を得るのか、仕事部屋をどう作るのか、など。
これら環境がもたらす影響というのは甚大で、環境が悪いと絶対と言い切れるほど、成果が出ません。
仮に今のあなたが経済活動で成果を出すことができていないとすれば
それは環境が悪い、というのが最大の要因である可能性が高いです。
例えば私にとって東京というのは、最も自分にとって環境が悪いです。
これは東京にいた時は認識すらしたことがなかったのですが、
海外に出て確信したことでもあります。
東京が私にとってマイナスである理由は、遊びの誘惑が多すぎるからです。
食事会、モデル合コン、パーティ、飲み会など東京には楽しい罠がたくさんあります。
私もそれらが楽しいということは認めます。
けれど、これが最大の問題でもあるのですが、東京を楽しんでいる人達にはそれが罠であるという自覚症状が全くありません。
むしろ、自分はとても充実している気さえします。
ですが、これは人生設計上、明らかな欠陥だと私は思います。
成長するために大切なことは、そこにはありません。
それどころか多くの時間が失われているんです。
その瞬間だけでなくその前後にも時間が奪われるばかりか、マインドシェアがどうでも良いことで埋め尽くされます。
この話はなかなか伝わらないと思いますし、私も無理に押し付けるつもりはありません。
ですが、コアコンピタンスを持たない人達が会食と称して、いくら人と会っても、何ら物事は進展しません。
それどころか中途半端なコラボレーションが生まれてお互いに時間もお金も消耗して、お終いです。
大切なことは、圧倒的なコアを持つ同士が出会うということです。その場合は確かに飛躍的な化学反応が起こります。
自分がコアを作れるまではリソースの不足や技術不足の要因などを外部に求めるのではなく、内部に求める必要があります。
そう考えていくと、いくつもの分野に手を出すといつまでたっても自分のコアができないということがわかります。
そして、東京の罠がどれだけ享楽的に、自分の時間を奪っているかということにも自ずと気が付きます。
それどころかちょっとした人間関係のこじれなどでストレスを貯めたり、不安が募ったりします。
もしあなたが独立した空間で、ライバルが自分だけとなった時、どれだけ成長すると思いますか?
私は、先進国時代に求められるのは、捨てる技術だと断言します。
捨てるとは、辞めること、辞めるとは集中することです。
仕掛かり途中の不要なことは全て捨てる必要があります。
自分の働く空間から不要なものを処分して、ストレスをもたらす不要なコミュニティを脱退し、
情報リソースを絞って、自分の定めた、たった一つの分野を極めようとすることが大切です。
例えば私は東京を去りました。
モデル合コンや優越感にひたれる六本木飲みをご卒業しました。
これはまさに断捨離でした。
私は短期的な享楽ではなく、長期の卓越した成功を選びました。
アリとキリギリスの話そのもので、今短期的に享楽にふけるということは、長期の成功を捨てるということです。
一方で長期の成功を取るということは、短期の享楽を捨てるということです。
将来の楽しみを取るか今の楽しみを取るか、私は常に一環していたはずでした。
将来の楽しみを取る人生だと。それなのに、途中から東京の罠にかかり、大切なことを本質的に忘れかけていたんだと思います。
人は、楽しくいきながら成功もできると思いがちですが、これには無理があります。
中途半端な成功は確かに遊びながらでもできると思います。
ですが、中途半端に終わることだけは確かです。
卓越した成功と言えるためには、やはり断捨離するしかないんです。
ここからは各自の価値観の問題です。
あなたが大きな成功を目指さないとしても、一度捨てる、ということを徹底的に実行してみて下さい。
そうすることでどんな変化が人生に起きるのかを実験してみて下さい。
捨てるものはたくさんあります。
まず過去の成功体験を捨てるところからです。
ゼロに戻ったつもりでやり直す気概が大切です。
そして、不要な情報、不要な友人、不要な仕事、不要な持ち物など
全て処分します。
ところで、不要といっても、この中にはあなたが必要だと思っていることも含まれます。
例えば、東京には人が集まる。ここで生活することはマストだと思っている人が多いです。
その証拠に東京一極集中が日本の姿ですね。
しかし、そのあなたが必要だと思っていることの大部分は、本当は不要だったりします。
必要だと思っているものが実は特に要らなかったとわかるためには、実際に捨ててみないとわかりません。
私は人生のマストだと思っていた東京を去りましたが、今になって思うと東京は特に必要ないことがわかりました。
恋人がいなくなったら死ぬと思っていたけど、いざいなくなって何年もすると、特にその恋人は必要でなかったとなることと似ています。
問題は捨てることへの恐怖です。
また語感もよろしくないですね。捨てるという言葉には冷たさを感じてしまいます。
しかし、それが人生の成功には求められているから成功とは無情なのです。
それができないと成功はできません。
ポイントは、捨てて捨てて捨てまくること、からっぽにしちゃうと良いです。
そして、やるべきことの集約です。
成功をもたらす環境とは無であることを覚えておいて下さい。
BNFさんという著名投資家が、何もない空間で、株だけをやっているというテレビのシーンを思い出して下さい。
あれを見た時、私は無の境地だと思いました。
そこには株以外のストレスは存在しておらず、集中を阻害する要因は一切見当たらなかったのです。
現代人は何かに振り回され過ぎていて、ストレスが極限に達しています。
いっそのこと東京ではなく地方へ引っ越すのがお勧めです。
その理由は物価が安くお金が貯まるから。
そしてストレスがなく、無の空間を作れるからです。
逆に言うと、六本木のキャバクラでおらついてるような人は、もう限界が近いです。
遊んだことがない人間が言うのではないですからね。
ロールスロイスに乗ってどや顔で遊び呆けて私の体験談です。
自分の限界はもうそこに見えていました。
違う。本当の正解はそこにない。
成長をもたらす無の空間を作れるか、これが最大の要因です。
人が集まる場所は同質化を招きます。
真の成功者がごく少数しかいない事実に鑑みればこの一緒に過ごす人たちの同質化というのが、いかにマイナスかわかると思います。
個性の発揮が成功の要因です。
与沢 翼
メールマガジンのご登録はこちらです(無料)
⇒ https://canyon-ex.jp/fx18412/gu3atN
LINE@メンバー募集中です(無料)
ID検索で @yozawa です。
スマホからの直リンクはこちら
https://line.me/ti/p/%40yozawa